心と体

2010年7月23日 (金)

日焼けサロンでマグロを焼くとどうなるか



押忍!

今月のお題DE道場テーマは「あえて暑いところに行く」です。

ところで、街中でときどき見かけるものの、一度も入ったことがない店がある。日焼けサロンもそのひとつだ。ちょうどいいではないか。これを機に、人生初の日サロ体験をしてみたい。


Before

若干緊張しつつ

 

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苦労の末、取材OKの店を発見


そこで、ふと思った。どうせなら、体以外もいろいろと焼いてみたい。

そんな取材内容を提示すると、どこも軒並み断られたが、ついに「いいですよ」と行ってくれる店を発見。


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快晴のJR代々木駅


絶好調に暑い日に向かったのは、代々木駅から徒歩1分の日焼けサロン「EXION代々木店」。


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雑居ビルの3Fにあります


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すわ先客かと思いきや素通り

 

店内の作りはカラオケボックスに似ている


出迎えてくれたのは、店長の川崎美紗さん。かわいい。右も左もわからない日サロ初心者なので、どうぞよろしくお願いします。


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左が川崎さん


こちらは2008年オープン。店内に3つの部屋があり、それぞれワット数の異なる3台のマシンが置かれている。



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カラオケボックスの作りに似ている


以下、川崎さんの話。

「ふつうのお客様は、だいたい1回で20分から30分。肌質にもよりますが、ちゃんと下地を作ってから徐々に強いマシンに移行しないときれいに焼けないんですよ」


M6
「JAPAN-M6」1万2000W


「客層は20代後半から60代まで幅広いですね。もうこれ以上黒くならないだろうという方がさらに1段階黒くして帰られるケースもあれば、ものすごく肌が白いのでふつう並みにしたいといっていらっしゃる方もいます」


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「ワイルドキャット」1万6000W


「あっ、そういえばトライアスロンをやっている方が、腕のエントリーナンバーの跡を消したいといって来店されたこともありましたね」

なるほど、日サロを利用する目的も様々なのだ。


「シャーク」1万5000W登場


川崎さんのアドバイスのもと、「シャーク」という1万5000Wのマシンを使うことにする。



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言われてみればサメの口にも似た本体


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かっこいいイラスト


部屋は10畳ぐらいのスペース。思ったより広い。


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シャワー完備


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ダクトからは冷風が吹き出る


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有線440チャンネル聞き放題



マグロ、食パン、ノートもいっしょに焼く


ところで、先に書いた「体以外に焼いてみたいもの」というのはこれだ。


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マグロ


おいしそうな炙りマグロにならないだろうか。


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食パン


こんがりとトーストされないだろうか。


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ノート


色褪せて「思い出のノート」風にならないだろうか。

そして、腕には手製の「たき火シール」。タトゥー気分で刻印となるか。もう一人の店員さんに「わー、かわいー」とほめられたのでうれしい。


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焼け付く「ファイアー」なイメージで


いよいよ焼くときが来た。いざ、20分2800円のコースへ。



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行ってきます(若干緊張しつつ)



全裸になってジェルを塗り


準備は整った。まずは着衣のまま、イメージトレーニング。

僕は閉所恐怖症気味なので、密室になるのはいやだなあと思っていたところ、ふたを閉めても10cm程度のすきまがあるという。よかった。



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アイテムはこの位置に


ライトは下からも当たるので、途中でうつぶせになるなどの体勢変更は不要とのこと。

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全裸になり


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全身にジェル(別売200円)を塗って


強化ガラスのようなボードに横たわり、ふたを閉める。と同時に、360度ぐるりのライトがパカーンと発光、足下のファンからは強風が吹き出る。


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繰り返しますが全裸です


ライトの熱は強烈だが、真夏の日差しを浴びているぐらいの暑さ。一方で湿度がないため、カプセル内は思ったより過ごしやすい。

サイケな光、ファンからの送風、未来っぽく数字を刻むタイマー。こんなパレードのような状態で全裸にて横たわっている。なかなか得難い体験ではないだろうか。



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15分経過


時間が経つにつれ、じわじわと発汗。残り5分。ああ、そろそろつらいなあというところで、ちょうとお時間となりました。


劇的ビフォーアフター?


さて、結果は下。

写真ではわかりづらいが、少し焼けているのだ。この数日前に炎天下で鬼ごっこをするという取材があり、そのときにずいぶん焼けた肌の色素が定着したかんじ。


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髪も若干乱れている


そして、アイテムたちの「アフター」はこちら。


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表面が変色し、パサッとなった


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トースターで1分ぐらい焼いた頃合い


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こちらは変化なし


やはり20分では劇的な変化は見られなかったが、あと何度かやれば体もアイテムたちも新しく生まれ変われる、という手ごたえを感じた。


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まとめ


ちなみに、店内で
「空いた時間にちょっと来ました」的なスーツ姿の若者とすれ違った。まだまだ、知らない世界はたくさんある。そんなことを思った、日サロ初体験でした。カプセルから出たときの人造人間的な気分もおもしろいので、興味のある方はどうぞ。


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たき火マークは心眼で見てください


■取材協力:EXION代々木店
東京都渋谷区代々木1-32-1 白倉1ビル3F
TEL: 03-3379-8867

 



2009年12月18日 (金)

高円寺イルミネーション選手権

押忍!

今月のテーマは「年末コネタを探す旅」である。年末コネタといえば街を彩るイルミネーション。都心では様々なイベントが盛大に行われている。しかし、僕が住む高円寺でも、個人商店がそれぞれに趣向を凝らしたイルミネーションを店頭に点灯しているのだ。今回は、そんなイルミネーションをつぶさに見て回り、最終的にチャンピオンを決めたい。

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ふむふむ、これはLEDか

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では、見て回ります

 

というわけで、駅を起点に各商店街を巡回してみます。


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駅にはノーイルミネーション


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庚申通り商店街

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さっそく光るツリーを発見


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こちらはテナントの大家プロデュースか


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おしゃれカフェの店頭にも


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駅前の喫茶店


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イルミネーションではない


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これはイルミネーション


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雑貨屋店頭の王道ツリー

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登りサンタもよく見かけました

 

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マンションの壁面

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カフェのメニュー板を装飾

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お、個人宅でも


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イルミネーション越しに購う馬肉

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保育園。しかし、園児たちは見られない


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自転車ごとピカピカ

こうして回ってみると、商店はかなりの確率で店頭にイルミネーションを施している。ときに絢爛に、ときにささやかに。それらのイルミネーションは、店の個性の象徴でもある。

 

各国飲食店にもイルミネーション

そもそも、イルミネーションはクリスマスを意識したものだ。しかし、各国の料理を供する飲食店店頭を見ると、すでにそれは宗教を超えたイベントになっていることがよくわかった。

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タイ


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イタリア


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スペイン

 

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インド

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ネパール


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デンマーク(これは店名だ)

商店街あげてのイルミネーション

また、電柱やアーケードなどに装飾を施す商店街もあった。

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エトアール通りは雪の結晶と青いイルミネーション


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もっとも力を入れているパル商店街

 

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こちらもパル

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ちょっと入りづらいコンビニ

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小料理屋店頭。これは珍しい

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これも珍しいタイプ

総じて今年は、青色LEDを使ったイルミネーションが多い印象を受けた。また、商店街単位で盛り上がっているところは、個々の商店店頭であまりイルミネーションを施さない傾向があった。

 

チャンピオン決定

すべての商店を見て回り、審査員による厳正な協議の結果、高円寺イルミネーション選手権のチャンピオンはブティック「MODE KIKUCHI」に決まった。

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華やかかつ均整のとれたイルミネーション

お店の人に優勝した旨を告げようとしたが、どうやら食事で外出しているようだ。


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宮沢賢治「下の畑にいます」的な

店先で待っていると、しばらくしてお店の人が戻ってきた。企画趣旨と優勝した旨を告げると、「ああ、そうですか」と喜んでくれた。

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オーナーの菊池和子さん

聞けば、この店のオープンは1年半前。昨年末からイルミネーションを始めたそうだ。あの装飾で費用は数万円。ツリーは中野の「島忠」で購入したという。

ついでに、お店のオススメ商品も聞いてみたところ、「あれなんかどうかしら」と指さしたのがこれ。胸にパンプス(?)をあしらったステキなチュニックだ。


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お値段は8000円

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[まとめ]

この記事がアップされたら、「MODE KIKUCHI」店頭はデートスポットとして有名になり、カップルであふれかえるのだろうか。いずれにせよ、ふだんは何気なく見ている街のイルミネーションも意識的に観察すると非常に面白い。LEDの台頭のほかに、白いツリーが増えている印象を受けました。


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駅前の焼き鳥屋にもイルミネーション

2009年6月19日 (金)

勝どき駅の混雑ぶりはホントにすごいのか

 

押忍!

今月のテーマは「気になるけど行ってない場所に行く」。うん、あるある。1年ほど前だろうか。何かの打ち合わせが終わって雑談をしていると、知り合いのライターさんが思い出したようにこう言った。

「こないだ、たまたま仕事でラッシュアワーの勝どき駅で降りたんだけど、混雑ぶりが半端じゃなくてさ。ホームから地上までずらーっと行列ができてるんだもん。あれはびっくりしたなあ」

東京のラッシュアワーのすごさは彼も知っている。しかし、「そんなもんじゃない」と言うのだ。一度見てみたい。そう思いながら月日は過ぎた。まさに、いい機会じゃないか。苦手な早起きをして現場に行ってみた。


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かつて開閉した「勝鬨橋」でおなじみの勝どきです

 

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その前に

勝どき駅がなぜ混雑するかについておさらいしておこう。原因のひとつは、2001年に完成した「晴海トリトンスクエア」を始めとする新しいオフィスビル群だとされる。要するに駅の利用客が激増したということ。

駅の1日平均乗降人員 約7万6000人で、これは大江戸線全38駅中4位。他路線との乗り換えがない都営地下鉄の駅としては最多だそうだ。


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(東京都交通局HPより)


また、駅構内の狭さも混雑を生む原因のひとつ。ホームが狭いうえに、地下2Fのホームから地上に出るための階段やエスカレーターも細い。

出口は4カ所あるが、このうちトリトンスクエア方面にもっとも近いのはA2出口。当初は現A2a口だけだったが、あまりにも混雑がひどいため、A2b口を増設。時間帯によって、それぞれ「入口専用」「出口専用」としたらしい。

 

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(東京都交通局HPより)
  

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ホームはこんなかんじ


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A2a口から地上に出るエスカレーター


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再開発で駅利用者はさらに増えるはず


はい。それでは、いよいよ噂の現場レポートです。


7:14am

高円寺から中央線に乗り、代々木で大江戸線に乗り換える。7:14am、勝どき駅到着。人の姿ははぽつぽつあるものの、駅構内はまだがらーんとしている。とりあえず眠い。


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NOT混雑

 

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「混雑時を避けてご利用ください」


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立ち止まるのは混雑のもと


時を待つ


さすがに7時台は人が少ない。着くのがちょっと早すぎたようだ。近所で時間を潰しつつ、ピークを待つことにする。


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コーヒーを飲みながら


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A2出口付近には魅力的な商店が立ち並ぶ


8:15am

そろそろかと思い、様子を見に行く。やや混雑している。警備員さんも出ていた。「何時ぐらいが一番混みますか?」と聞いてみると、「うーん、9時頃かなあ」とのこと。


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親切な警備員さんでした


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YAYA混雑


再び地上に出て、時を待つ。


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犬をかわいがりながら


8:45am

30分後、現場に戻ると…ものすごく混雑していた。


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ホームからすでに長蛇の列


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エスカレーター待ちの列


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1列仕様のエスカレーター2基はともに昇り専用


なるほど。これはけっこうすごい。そして、誰もが無言だ。ここでは僕は完全に部外者である。身を小さくしながら、しかし、せっかくなのでトリトンスクエアまでついていくことにした。


いざ、トリトンスクエアへ

この時間帯に駅を出るということは、皆さん9時出社組か。構内の混雑のせいで、地上に出るまでにけっこう時間がかかった。こうした時間のロス分も計算して、乗る電車をセレクトしているのだろう。



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手前がA2a口。奥のA2b口は朝は入口専用


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トリトンに向かう歩道も長い行列


向かう途中には黎明橋がある。しかし、皆さんその脇にある動く歩道を使っていた。そして、歩くこと5分。トリトンスクエアのエントランスに着いた。



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着きました!


一部の人々は、ビルの脇にある喫煙所に吸い込まれていった。僕もちょうどタバコを吸いたかったので、おじゃまする。


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朝の一服


やがて、隣にスーツ姿の若者が来た。右手にタバコ、左手に文庫本。粋である。思いきって声をかけてみた。「あの、勝どき駅って何時ぐらいが一番混むんですかね?」。彼は一瞬、怪訝な表情をしたのち、「わかんないすけど、8時半過ぎぐらいじゃないすかねえ」と言った。

周囲をよく見ていると、2本吸ってからオフィスに向かう人も多い。フロアは全面禁煙なんだろうか。僕は3本吸った。


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[まとめ]

というわけで、噂の現場はやはり混雑していた。それは8時半頃に始まり、9時半近くまで続いた。しかし、行く前に想像していた「半端じゃない混雑」というほどではない。交通局の混雑緩和への取り組みが功を奏しているのだろうか。

そして、朝のラッシュアワーにもっと混雑している駅はほかにもたくさんあるのだろう。そんなことを考えつつ、「さ、俺も仕事しよ」とつぶやいて、噂の現場を後にした。


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まだ混雑していますね



2008年2月14日 (木)

犬の手術とウコンの力

押忍!

今回のお題は『家族で企画会議』。家族の誰かから企画案を募る。「北へ旅立て」「庭に鳥を呼び寄せろ」「3と3の倍数のときだけアホになれ」。いかに困難なミッションであろうとも、すみやかに実践する覚悟です。

とりあえず、郷里の岐阜に住む綾子(母・62歳)に電話してみた。

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電話で母と企画会議

石「おー、久しぶり。変わりない?」
母「はい、こんばんは。東京は寒そうやねえ。そうそう、米はまだある?」
石「うん、今年の冬は珍しく3回も雪が降った。米はあるよ。で、突然なんやけど、今やっとるインターネットの仕事で『家族に企画を相談する』っていうのがあって」
母「あ、お父さんに替わろっか?」
石「いや、母ちゃんでいいよ。なんか企画ない?」
母「えーー、急に言われてもなあ…」
石「最近気になることとか、こんなことやったら面白そうとか。何でもええんやけど」
母「気になることっていえば、最近左のヒジがずっと痛うてね。もう私も62やで」
石「あらら」
母「あっ、あとムク(飼い犬)が左脚を手術してなあ。年寄りやのに近所のネコを追いかけ回して痛めたみたい」
石「ああ、太りすぎの体で…」
母「保険が効かんで4万3000円もかかったわ。おしっこも抱っこして連れて行かなあかんから大変。いま流行りの老老介護やね」

石「そうなるとテーマは『老い』か。とりあえず、母ちゃんとムクの2ショット写真送ってよ」
母「はいはい。お父さんに頼むからちょっと待っとって」
 
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企画の方向性が決まる


テーマは「老い」だ。企画の詳細は写真を見てから考えよう。30分後、父から電話がかかってきた。

父「おー、デジカメで撮って送ったぞー。仕事のアレか」
石「そうそう」
父「お父さん、こないだトラクター買ったから次回はその話にしろ」

石「(次はないけど)うん、考えとく。ちょっと待って…あ、exeファイルか。これMacじゃ開かんから拡張子を変えてくれん?」
父「かく…なに?」
石「ファイル名の最後をjpgとかそういうのに」
父「うーん、どうやってやるんやろ…」

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写真送付のハードルが高い

石「いま写真はどこにあるの?」
父「クラエモンの中や」

石「クラエモン?」
父「写真編集ソフトみたいなやつ」

石「そっか、じゃあとりあえずデスクトップに出して」
父「もうデスクトップやぞ」

石「(クラエモンじゃないの?)そんなら、写真ファイルをダブルクリックして開いて」
父「おお」

石「で、名前を付けて保存。muku.jpgとか。半角で」
父「muku…小文字やな?」

石「いや、小文字と半角は違うから」
父「あ、muku.jpgは『すでに同じファイル名があります』って」

石「そんならmuku100.jpgにしてみて」
父「よし…あれ、どうしても100が全角になるなあ」

石「mukuが半角で打ててるんならそのまま打てばいいよ。もしかして、mukuも全角になっとらん?」
父「いやmukuは半角や。それはお父さんにもわかる」

石「伸寿(弟)おらんの?」
父「まだ帰ってきとらん」

石「じゃあ帰ってきたらやってもらってよ」
父「あいつはわからんと思うぞ。お父さんのほうが詳しいから、とりあえずやってみるわ」

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ついに成功

父「わかったわかった。メールアドレスを直接打ち込むと送れるみたいや」

石「ん??」
父「クラエモンにそういう機能があるみたいで」

石「おお、来た!」
父「送れたやろ!」

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想像以上にすごいことになっている。ムクの脚に付いているスノーボードみたいなやつはギプスらしい。どちらの傷も早く治りますように。ちなみにこの犬、僕にはいまだに懐いてくれません。


父母との会議で見えてきたこと

写真を送ってもらうだけでたっぷり半日かかった。しかし、親とこんなにたっぷり話したのも久々である。ついでに、奮闘する父の写真も送ってもらったところ、
父の髪が少しだけ増えていた。


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40歳を超えたあたりから薄毛を気にして不老林やら紫電改やらをマメにつけていたが、効果はなかったのに。「父ちゃん、髪増えたなあ」と言うと、「そうやろ! ウコンの液を朝晩飲んどるで、それが効いたんかな。みんなに『増えた』『増えた』言われるぞ」と嬉しそうに答えた。


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余談だが、たいていの男性は思春期に親の呼称を「お父さん」「お母さん」から「おやじ」「おふくろ」などへと切り替える。しかし僕は、そのタイミングを逸してしまったため、どうしても呼びかける必要があるときは、かりそめに「父ちゃん」「母ちゃん」を使う。

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[まとめ]

というわけで、「企画会議」自体を通して図らずも親の老いと向かい合うことになる。写真送付の段階でつまづいたときは正直イラッとしたが、あれやこれや話しているうちに名状しがたい慈愛の情がわき上がり、しんみりとした気分になった。


そうした複雑な感情の機微は、電話でのやりとりの途中途中に挿入された、僕の幼少時の写真から汲み取っていただければと思います(昔のアルバムをデジカメで撮ってもらった)。もう夜も遅かったので、「ピント合ったやつを送り直して」とは言えませんでした。

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