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2007年12月15日 (土)

日本唯一の「気象神社」に参拝した


押忍!

わが街「高円寺」。古着屋、ライブハウス、阿波踊り。観光スポットはいろいろあるけれど、今回ご紹介するのは日本で唯一“気象”の神様を祀る神社。地元住民でもあまり知らないはず。


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駅ビル化して趣も変わった現在の高円寺駅


話は3日前にさかのぼる。ふらりと入った「ブラウン1号」。4人も入れば満席になる“人んち感”200%のカフェだ。


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そこにケンちゃんがいた。「あ、ケンちゃん…」「あ、石原さん…」。高円寺をウロウロしていて知り合いにばったり会うことは珍しくないが、彼とはなぜか3日に1回ぐらいのあり得ないペースで顔を合わせる。たぶん、尾行されている。



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左がケンちゃん


雑談の中で、ふと彼が言った。「南口の氷川神社って日本で唯一の気象神社らしいっすよ」。デザイン事務所で働いていて、『SHOW-OFF』という高円寺タウン情報誌のスタッフでもある彼は、どうでもいいことをよく知っているのだ。そして、笑い声が甲高い。

おお、面白そうだね。さっそくその場で神社に電話をかけたところ、取材OKの返事。というわけでケンちゃん、撮影を頼むよ。明日だけど。「まあ…いいですよ」。じつは、前回の公園記事も彼に撮影を頼んだのである。平日の昼間に体が空くオトナはなかなかいないので。

そして、当日。気象の神様を取材する日なのに、天候は雨模様。


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こちらになりまーす


応対してくれたのは氷川神社・宮司の山本雅道さん(72歳)。気象神社はここの敷地内にある末社なのだ。



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デイリー…ポータルですか


「もともとはね、昭和19年に当時は軍事機密だった天気予報が必ず当たるようにと、陸軍が北口の馬橋公園付近に作ったもの。それが戦後すぐ、ウチに移されたんですよ」

人気グッズは500円のお守り。「晴れて喜ぶ人ばかりじゃない。たとえば、傘屋さんは雨が降ったほうがいいでしょ」。晴れ、雨、曇りが混ざった絵柄はこうした配慮からであった。



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曇りや雨あっての晴れ


何気なく「個人的にはどんな天候が好きですか?」と聞いてみたところ、「快晴よりはちょっと曇ってるほうがいいね。いろんな空模様があってこその天気。人生と同じですよ」。思わず山本さんを拝みそうになった。

一通り説明を聞いたのちに、お目当ての気象神社を案内してもらう。面白いのは絵馬が下駄の形をしていること。ネタ元はもちろん、下駄を飛ばして「明日天気になーれ」というアレ。

「願い事は表に建前、裏に本音を書けるようになってるんだよ」。山本さんは自慢気に言うが、実際にめくってみると裏にも書いている人はほとんどいなかった。


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こちらになりまーす


ここにおわしますのは「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」。晴、雨、曇、風、雷、霧、雪、霜という8つの気象現象の制御を一手に引き受けている。毎日気が抜けない。

祈願内容で多いのは、やはりハレの日の晴天を願うもの。続いて、気象予報士試験の合格祈願。「雨男(雨女)が治りますように」というのもあるそうだ。なるほど。

「あと、数年前の春に家電メーカーの人たちが来て『今年が猛暑になりますように』という祈願をしていったねえ」。理由は新製品のエアコンを大々的に売りたいから。本当に猛暑になったので、後日お礼を言いに来たとのこと。



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せっかくなので、僕もコネタ道場を代表して絵馬(こちらも500円)を奉じた。といっても、とくに差し迫った要望はないので祈願内容は山本さんの説に則って「晴れたり曇ったりしますように」。裏は本音か…。これも悩んだ末に先日の句会に提出した俳句を。字を間違えた。


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[まとめ]
いかがでしたか。日々の生活に直結する高円寺の観光スポット。あんまり面白かったので参拝するのを忘れた。そんなウッカリさんや「遠くて行けないよ」という人は、下記の「気象神社Web」でも参拝気分を味わえます。おみくじ、さっき引いたら大吉でした。


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高円寺・氷川神社
東京都杉並区高円寺南4-44-19
気象神社Web(http://www.kisyoujinjya.jp/)


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